眼精疲労の対策法として、目を閉じる方法があります。
目が疲れたら、だれでも無意識に目を閉じるとは思います。しかしこれを意識的に行ない、定期的に実行するのです。これが疲れ目対策の基本であり、
近視の予防になります。
パソコン作業に熱中しているときは、作業に集中しているため、なかなか目を閉じることすら忘れるものです。しかし「
数秒間、目を閉じる」という単純なことだけで、目の疲れは癒されることを知るべきです。
30秒も閉じている必要はありません。
3〜5秒程度で十分です。そのあと仕上げとして、目を軽くパチパチとまばたきましょう。目が疲れたなと思ったときに、これをすぐに実行するとよいのです。
数秒間、目を閉じるだけで、目のなかでは、さまざまな組織が休まります。まず毛様体筋が遠近調節をしなくてすみます。そのため目を閉じた一瞬に
毛様体筋が休まるため、目を開けたときに、ぼやけていた遠くにピントが合ったりします。たったこれだけで、近視の目は
視力アップできます。
光の強いパソコン画面を見ていると、虹彩(こうさい)がつねに調節を強いられています。明るいところを見ると、瞳孔が小さくなるのです。
そこで目を数秒間、閉じるだけで、光の量が少なくなるために、
虹彩筋が一瞬休まるのです。
目を閉じると、
網膜も休まります。パソコン画面を見続けていると、網膜の視細胞が分解と再合成をくりかえして疲れてしまいます。再合成が追いつかなくなると、目がチカチカすることに。ちょっと目を閉じてやるだけで、再合成の手助けをすることになり、網膜をいたわることになるのです。
そのほか
外眼筋も休まります。目を閉じているあいだは、眼球が動きません。そのため、あちこちを見て疲れていた外眼筋が、一瞬休まるのです。これが外眼筋の硬直をふせぐことになります。
目と閉じれば、
目の乾きも癒されます。パソコンを見ているときは、どうしても凝視しがちになります。そうなると、涙が蒸発しやすくなり、目がかわいてきます。これがドライアイを引きおこすこともあるのです。
ソフトコンタクトレンズを装用している場合、まわりが乾燥していると、レンズが涙を吸い上げます。そうなると角膜とレンズが直接こすれて、角膜を傷つけることがあります。これを予防する意味でも、目を閉じることは大切です。
たった数秒間、目を閉じる。
これを定期的に、実践することによって、眼精疲労を軽減し、
視力低下を予防することができるのです。